サクラサクアカデミー Day 7開催レポート
<2021年1月9日、新規事業の学校「サクラサクアカデミー」Day 7が開催されました。>
日時:2021年1月9日 14時-17時
内容:新規事業企画検証、「事業計画」講義
講師:高森厚太郎氏、山崎伸治氏
2021年1月9日サクラサクアカデミーDay7。
今回は緊急事態宣言中の開催ということで、半分以上がオンライン参加、というハイブリッドでの開催となりました。
冒頭の講師山崎伸治氏のあいさつでは、方丈記や4つのコンサル用語(True North、Fact base、Apple to Apple、Quick and Dirty)が紹介され、「これらのキーワードは事業やビジネスだけではなく、人生あるいは政治についても当てはまる。何が正しいかわからない時代に、これらを念頭に判断していけばいいのでは」と、受講生へのメッセージが伝えられました。
前半の講師高森厚太郎氏による「事業計画」の講義では、「事業計画とはそもそも何なのか」「構成要素は何か」について、事例と共に説明されました。
「投資家が見る視点は『モノになるか』『勝てるか』『化けるか』。少なくとも『勝てるか』までは考えてほしい。事業計画を作っていく中で、『どうやったら勝てるか』もブラッシュアップして詰めていけるはず。最終的に数値計画に落とさなくては、投資家は『いいよね』とは言ってくれない」
「実際のプレゼンでは、もちろんエモーショナルな要素も必要になるが、人は何も根拠がなく感動することはない。前提となる幹がしっかりしていて、それをうまく伝えられてこそ感動してもらえるもの。まずは幹をしっかりさせるために、今回の講義を最終プレゼンに向けて考えていく材料の一つとしてもらえたら」と事業計画の重要性とプレゼンへのつなげ方が伝えられました。
後半はチームに分かれてディスカッションを進めていきました。
全てのチームオンライン参加者がいるため、画面越しにやり取りをしながら、開始後すぐに活発な意見交換がスタート。その様子からは、年末年始も個人で新規事業について考えを巡らせていたこと、あるいはチームで議論を進めてきたことが伝わってきました。
チームディスカッション中、講師陣によるアドバイスタイムが設けられました。1チーム15分という限られた時間で何をどう聞くのか、事業計画の精度を上げる質問力が問われる場面です。
事業のスキームで引っかかっていること、チームで意見が分かれてまとまらないポイント、発表準備について等、各々課題を明確にして講師にアドバイスを求めていました。講師陣からの時に厳しく、的確なコメントで、質問の裏にある真の課題が浮き彫りになっていきます。各チーム明らかになった課題にどう対応していくか検討やスケジュールを確認し、75分のチームディスカッションは終了しました。
中にはアドバイスタイムを経て「スタート地点に戻った」と感じてしまうチームも。それでも、「時間は少ないが、頑張ろう」と、チームが一丸となって課題に取り組んでいく前向きなムードの中、Day7は終了しました。
次回Day8でも、前半は講義、後半はチームディスカッションと進めていきます。
みなさんの最後の踏ん張りの成果が、楽しみです!