サクラサク | サクラサクアカデミー第二期 Day7 開催レポート
動画スタジオ・セミナースペース・レンタルサロン も完備した表参道・原宿駅近のお洒落なあなたの為のワークスペース。
2042
post-template-default,single,single-post,postid-2042,single-format-standard,qode-social-login-1.0,qode-restaurant-1.0,ajax_fade,page_not_loaded,,select-theme-ver-4.4,wpb-js-composer js-comp-ver-5.4.7,vc_responsive

サクラサクアカデミー第二期 Day7 開催レポート

サクラサクアカデミー第二期 Day7 開催レポート

<新規事業の学校「サクラサクアカデミー」Day7が開催されました>
日時:2022年1月29日 14時-17時
内容:【新規事業計画検証】講義「巻き込み方」/メンタリング
講師:山崎伸治先生
2022年1月29日サクラサクアカデミーDay7。
サクラサクアカデミーもいよいよ大詰め。Day7は次回、最終発表までの最後の講義です。
早めに会場に集まり、チームディスカッションを始める受講生の姿に、新規事業創造者としての頼もしさを感じるスタートでした。
前回中間発表を終えたDay7では、前半に山崎先生による講義「巻き込み力」、後半に最終的なチームディスカッションと高森先生、山崎先生によるメンタリングを行います。
前半山崎先生の講義は、新規事業立ち上げにおいて不可欠な4つの「巻き込み力」について語られました。
 
4つの巻き込み力とは、①資金調達・②事業提携・③マーケティング・④営業力。
「①資金調達」では、経営者の特性による資金の使い方の違いから、資金の集め方、取締役の決定や会社の意思決定のポイントに至るまで、山崎先生自身の経験を踏まえて具体的に伝えられました。
特に資金の集め方について、「株式投資は株式を渡すことになるため、出資者はかなり慎重に選ばなければならない。出資者を選ぶ1番のポイントは、出資者が時価総額を上げる能力があるかどうか。どこにお金を出してもらってどこと付き合うかはとても大事」と話し、経営経験のある受講生も深く納得している様子でした。
「②事業提携」「③マーケティング」「④営業力」についても、新規事業を推進していく上で必要なことや、大企業の巻き込み方、マーケティングの重要性と取り組み方、営業法などについて詳細に語られ、経営において重要な要素が詰まった内容の濃い講義でした。
講義後の質疑応答では、最後の講義でできるだけ多くの学びを得ようと、受講生から積極的に手が挙がります。
「営業で断られることが多く、ストレスが溜まりメンタルがやられてしまう。どうしたらいいのか」
受講生の問いに対し、経営者であり僧侶でもある山崎先生ならではの視点でこう答えます。
「人間だから腹が立つことは多々ある。自分なりの方法で発散し、ハングリー精神に変えながら、次に進んで行くことが大切。大志のために動き、事業を行っていくのであれば、次に行けるマインドセットを整えること」
また、「マーケティングの基礎を固めるための勉強法」の問いに対し、山崎先生は常にアンテナを立て、世の中の企業のプロモーションの仕方と売り方を書き出すこと。マーケティングの世界的権威であるフィリップ・コトラー、経営学者マイケル・ポーターの書籍などから情報を得ることを勧めました。
さらにマーケティングの基礎を固めるための勉強法について、高森先生からは「『勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし』という言葉もあるように、世の中に成功の方程式はないが、失敗の法則はある。事業の失敗事例を見て学び、失敗の確率を減らすことが有効である」と伝えられました。
後半は、いよいよ本アカデミーにおける最後のチームディスカッション、メンタリングです。
  
各チームの事業モデルは、前回Day6での中間発表を受けてブラッシュアップされ、一段と充実したものになっていました。
講師陣が各チームを回り、事業の躓きと課題を炙り出します。高森先生が中間発表で伝えた投資家の事業判断ポイントの3つ「サービス・プロダクトが①物になるか②稼げるか③化けるか」を押さえた事業に近づけるよう、的確にヒントを与える様子が印象的でした。
「オーダー・オブ・マグニチュード(大きさの程度)」
山崎先生があるチームに伝えます。これは細部を論ずる前に、全体の大きさの程度をおおまかに把握し、重要度の判定をした上でその順に応じて手をつけるというもので、経営判断をする際に重要な考え方です。チームはその指摘に衝撃を受けた様子で「考えていくうちに全体を見失っていた。事業を行う意義を忘れないよう進めていきたい」と語りました。
振り返りの場面で、高森先生はこう話します。
「起業創業するためにまず必要なのは、『人(仲間)』『資金提供者』『最初のお客さん(お金を払って買ってくれた人)』の3つ。そして大切なのは最初のお客さんをを必ず満足させること。人が商品サービスにお金を払う理由の一つに、『役に立つか』があるが、創業期のサービスで役に立つかが分からないものを買うときの理由は、ビジョンへの共感『意味があるか』。それを見せる場面が、次回の最終プレゼンテーションの場である。そこでは熱量で語り、夢を見せ、投資家を口説かなければならない。楽しみにしている」
 
さらに山崎先生からは、振り返りとして
「経営は長期戦。毎日落ち込み、立ち直る。それの連続である。それでも続けられるかどうかは、最初の志があるから。そこに何度も立ち戻り、楽しみながら続けていくこと。どのチームも中間発表を受けての課題解決に取り組み、良い方向に進んでいる。次回最終発表、この機会をしっかりと活かして最後まで本気で取り組んで欲しい」と伝えられました。
最後に受講生の振り返りです。
「巻き込み力の講義を受けて、スタートアップ・ベンチャーにとって重要なことが明らかになった」
「とにかく数を打つという点が響いた。私自身苦手なところのため、これからは逃げずに
頑張っていきたい」
「資金調達において出資者を選ぶポイントは『時価総額を上げる能力があるかどうか』という話が勉強になった。これからはこのポイントを大切にして選んでいきたいと思った」
「目の前の利益だけでなく、日々実直に目の前の仕事に全力を注ぐことの大切さを痛感した」
「講義を受けて、めげずに頑張る力をもらえた。大きな志を持って、経営者のマインドセット
を持って頑張っていきたい」
約半年間、社会にインパクトを与える新規事業の創出を目指して様々な形でインプットとアウトプットを繰り返してきた受講生。
次回Day8、最終発表ではどのようなプレゼンテーションが行われ、どのような事業が誕生するのか。期待が募ります。